入力ミスに気を付けよう
Scrathをやっていると、文字を入力する場面が出てきます。
入力するときにタイプミスをしてしまうと、プログラムが想定通りに動かなくなってしまいます。
注意して入力しましょう。
文字の種類
ひらがなとカタカナ
ひらがなとカタカナは、違う文字として扱われます。
画像の〔もし〕のブロックで比較しているように、「あい」と「アイ」は違う文字として扱われます。
半角と全角
半角というのは、細く表示される文字「ABCDE…12345…」で、全角というのは太く表示される文字「ＡＢＣＤＥ…１２３４５…」です。
半角の文字と全角の文字は、違う文字として扱われます。
半角文字のことを「1バイト文字」、全角文字のことを「2バイト文字」とも言います。
バイトというのは、パソコンのデータの単位です。
スマホの通信で「ギガ」という単位を聞いたことがあると思います。
ギガは「ギガバイト」の略で、1バイト文字だと約10億文字ぐらい送信できます。
2バイト文字だと、半分の約5億文字ぐらいですね。
海外の多くの国で使われているのが1バイト文字、日本、中国、韓国などで使われているのが2バイト文字です。
英語やフランス語やドイツ語だと半角で事足りるけど、日本語や中国語や韓国語のように複雑な形は半角では表現しきれないから全角が生まれたんですね。
海外のパソコンには半角しか存在しないので「ＡＢＣ」という全角文字は入力できません。
大文字と小文字
大文字とは「ABCDE…」のことで、小文字というのは「abcde…」のことです。
小学校でもローマ字や英語を習うので、知っている人も多いかもしれませんね。
大文字でも小文字でも、同じ文字として扱われます。
半角同士、または全角同士であれば、大文字でも小文字でも同じ文字として扱われます。
ちなみに、〔コスチューム〕の名称、〔音〕の名称、〔変数〕の名称、〔定義〕の名称などは、半角と全角が区別されます。
「ABC」という変数と「abc」という変数は別物になります。
紛らわしい名前を付けない方がいいですね。
数字
数字を入力するときは、基本的に半角で入力することをおすすめします。
全角の数字を使うとバグが発生しやすいので、あまり使わない方がいいと思います。
例えば、こういう場面。
変数を0にリセットして、その後で〔+1〕を12回繰り返すプログラムです。
0+1+1+1+1+1+1+1+1+1+1+1+1＝12になることを想定しています。
しかし、「１２」を全角にしてしまうと、繰り返しに一度も入らずに終わってしまいます。
余計なバグを生み出さないために、数字や英字は半角に統一しておくといいと思います。